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菌類・菌根に興味のある人へ
中・高校生の皆さん

 将来、菌根菌を含む真菌類について深く学びたいと考えている人は、大学の理学系または農学系分野に入学することが賢明です。
 まずは基礎となる生物学分野を学び、その後、より専門的な菌類学あるいは菌根学を学ぶのが理想的です。

一般の皆さん

 日本では菌類や菌根の基礎研究機関が少ないため、一般市民が大学や研究機関で菌類や菌根につて学ぶ場が極めて少ない現状が有ります。
 当研究室は、広く生態系に存在する菌根菌(きのこ)を研究対象としているため、皆様への様々な情報提供が可能と考えられます。きのこの食・毒や一般的な栽培きのこ等に関する問い合わせについてはお答えし兼ねますが、市販書籍の情報(図鑑、専門書)では対処できない問題・疑問等がございましたらご相談下さい。きのこ類の種同定依頼についても、市販書籍の情報(図鑑、専門書)では対処できない場合には御相談下さい。きのこや菌根の野外観察会などについては、可能な範囲で協力致します。

大学生の皆さん

大学院に進学し菌根菌や他の真菌類(きのこなど)を深く学びたい(研究したい)と考えている人は、かなり頑張って研究室を探す必要があります。日本では,学部レベルにおいて真菌類に関する体系的な講義が殆どなされておらず、菌根菌に至っては皆無に等しい状況です。これは、菌根や共生の重要性が近年しばしば巷でささやかれている事と相反しています。このため、菌根や菌類が主体でない研究室で一人で研究を始めても、なかなか思うような成果を得られません。教科書だけを頼りにしても菌根や菌類の基本的な実験操作法がうまく理解できなかったり、必ずしも適切な指導を受けられないためです。
 当研究室は、一地方大学にある小さな組織ですが、菌根菌に関して、分類、形態、野外調査、培養、生理、共生実験など、一連の基本的な事柄を学び研究できる体制を整えています。信州という環境にも恵まれ、平地から高山帯の間を一日で調査し、菌根やきのこを収集することもできます。菌根の研究に興味のある人は、是非門戸を叩いて下さい。
 大学院は、修士課程(農学研究科、応用生命科学専攻、生物資源化学講座)と博士課程(総合工学系研究科、生物・食料科学専攻、生物・生命科学講座)が体系的に組まれています。

研究機関各位

当研究室は、日本では数少ない菌根菌を専門とする組織です。菌種の同定、培養菌株の確立、菌根の顕微鏡記載、菌根合成実験、菌根性きのこの人工栽培、菌根共生の生態系への応用などについては、アドバイスあるいは共同研究が可能です。

© 2025 Laboratory of Applied Mycology and Mushroom Science

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